低気圧の日は、自分のいびきや睡眠の質は変わっているのか
気圧が変わりやすい季節に、自分の一晩を録音しました。大きな音の時間は5分、朝の気分は「よく眠れた」でした。睡眠の質という言葉の中身については書きません。
気圧の下がる季節に、睡眠の質という言葉
気圧が変わりやすい季節が続いています。天気予報でこの言葉を見るたびに、いびきが増える、睡眠の質が落ちる、という話をよく見かけます。
睡眠の質という言葉は、便利なぶん中身がはっきりしません。ぐっすり眠れた気がする日もあれば、同じくらい寝た気がするのに翌朝が重い日もあります。その差が気圧のせいなのかどうかは、感覚だけでは区別がつきません。
自分の一晩の音そのものを見たことは、これまでありませんでした。気分の良し悪しと、実際に鳴っている音が同じとは限らない、というのは他の季節の夜でも書いてきたことです。今回はその同じ方法を、低気圧の季節に向けてみます。
睡眠の質を数値化する方法はいろいろあるようですが、自分が確かめられるのは、うるさかった時間とピークの時刻、それに朝の気分をタップした結果くらいです。それ以上のことは分かりません。
そこでこの時期の一晩を、いつもの場所に置いたスマホでそのまま録音してみることにしました。特別な準備は要りません。
9月9日の夜、残っていたもの
9月9日の夜は、9時間20分を録音しました。朝の画面に残っていたのは、大きな音の時間が5分、ピークは07:28という記録です。目が覚めたときの気分は「よく眠れた」でした。
大きな音の時間が5分というのは、これまで記録した中でも短いほうです。気分も「よく眠れた」でしたから、この夜に関しては数字と体感が一致していたことになります。
ただし、それが気圧のおかげなのかどうかは、この一晩の記録だけでは分かりません。前の晩の過ごし方や、たまたまその日が静かだっただけかもしれません。区別をつける材料は、今のところ手元にありません。
いつもの自分の夜と比べると、5分といういつもより短めの記録が残っただけで、それ以上の意味は付いていません。良い夜だったと言い切るための数字ではなく、その夜にあったことをそのまま映しているだけです。
録音の始まりと終わりは自分でタップして決めるので、夜によって長さは多少前後します。9時間20分という長さそのものは、いつもと大きく変わりません。
つらかった夜と、よく眠れた夜を比べても、記録の残し方は変わりません。悪い夜のほうが手間がかかる、ということはなく、タップの回数はいつも同じです。
睡眠の質という言葉の答えをこの記録が出してくれるわけではありません。出せるのは、その夜にうるさかった時間とピークの数字だけです。
スマホを置くだけの方法
やったことは、スマホを枕元に置いて、寝る前にタップしただけです。画面を下にして、いつもの場所に置きます。画面が消えても録音は続き、朝は長押しで終えます。
近くにある音ほど大きく録れるので、置き場所だけはいつも同じにしています。枕の上ではなく、枕のすぐ横の台の上です。特別なマイクも、身につける機器も使っていません。
寝る前の画面では、マイクと空き容量だけを確かめます。それを見たらタップして夜を始め、朝は自分で終えるまで録音は止まりません。
マイクを許可するかどうかを聞かれるのは、最初の一度だけです。あとから設定で変えられますし、許可していなければ録音はされませんし、失われるものもありません。
残るもの、残らないもの
音がどこへ行くのかは、いつも同じ一文で説明されています。「音はどこにも送りません。残るのは大きかったところだけです。」一晩ぶんの音がそのまま残っているわけではなく、大きかった5分と、そのすぐあとの静かな部分だけが手元に残ります。
一番大きかった瞬間の音は、自分の耳で聞き返せます。次に大きかった瞬間も残っていて、順番に聞くことができます。それ以外の時間の音は、はじめから残りません。
録音と記録はずっと無料です。録音はこの端末に14晩ぶん残り、古いものから自動で消えます。消すための操作は要りません。
消したい録音があれば、自分で個別に消すこともできます。何もしなければ、古いものから自動で消えていくだけです。
今夜はどうだろうか
その日の気圧と、その夜の記録を並べて置いただけです。原因だとは言いません。気圧が下がったから眠れた、あるいは眠れなかった、とこの記録だけで言えることではないからです。
言えるのは、9月9日の自分の夜が5分うるさくて、朝の気分は良かった、ということだけです。この季節がまた来るたびに、同じ場所にスマホを置いて、もう何晩か記録を並べてみようと思います。
睡眠の質という言葉が指すものは、人によって違うのかもしれません。それでも自分の部屋で実際に何が鳴っていたかは、その夜の記録の中にしか残りません。
今夜、あなたの部屋の音はいつもと同じでしょうか。答えは天気予報の中ではなく、明日の朝の自分の記録の中にあります。
治し方や治療のことは、お医者さんに聞くのがいちばん確かだと思います。Nagiにできるのは、夜の音を録って、うるさかった時間とピークを朝に聞き返せるようにすることだけです。判定はされません、記録だけです。
